坂口安吾「明治開化 安吾捕物 その一 舞踏会殺人事件」

坂口安吾の「明治開化 安吾捕物 その一 舞踏会殺人事件」を読了。
http://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/43204_22486.html



坂口安吾は「堕落論」といったエッセイや「桜の森の満開の下」の作者だが、彼は推理小説も書き「不連続殺人事件」が知られている。
そんな彼の推理小説の短編シリーズの第1回
タイトルの通り、明治時代の時代小説である。


政商を主とする加納邸の仮装舞踏会で殺人が起こる。それをあの「勝海舟」を含む何人もの探偵が名推理を繰り広げる。


まるで講談のような語り口で、つい知りもしない明治時代の空気を吸った気がした。