raurublockさんへその2

raurublockさんへの質問 - 空気は読んで踏みにじるもの
について,id:raurublockさんからコメントにて返答をいただいた.


まず,対象をステレオタイプに絞るとのこと了解です.
ただ,これは只の好奇心なのですが,一つ質問です.


>複数の候補が意識上にあがってきたら、それを順番に当てはめる、という形になり、これは意識的に行います。
とのことですが,
例えば5つの候補が挙がったとします.それぞれ1から5まで番号を振ったとします.妥当性の評価を1から行っていって,3でかなり妥当性の高い「まあ,これなんじゃないの」という候補に当たったとします.そのとき,あなたは4,5についても同じように評価しますか?
つまり,ロジカルに考えるとしたら1から5までの全ての候補に対して妥当性の評価を行った上で,1番妥当性の高い候補を選択すると考えられるのですが,実際人はある程度の妥当性が得られる候補にぶつかればそれ以上はしないんじゃないかと(これは,満足かヒューリスティックと言われます)思うのです.
先にも言いましたが,これは只の私の好奇心ですので気にしないで欲しいのですが.ヒューリスティックの使用が少ないとのことなんで,これについてはどうなのかなと思っただけです.


つぎに,ステレオタイプについてです.
>「今まで自分はx人の日本語を喋る人とy人のそうでない人に出会ったことがあるから母集団分布について『日本語を喋る人がz%』との仮説はw%の有意水準で棄却されない」
がよくわからなかったのですが・・・


つまり,自分が出会った人々の人数(覚えちゃいないと思うのですが,思い出しやすさが影響しそう)を標本分布とするってことですね.そもそも,サンプル集団(出会った人集団)は偏っていないかとか気になるところではありますが.(代表できるのか?)
で,「『日本語を喋る人がz%』との仮説はw%の有意水準で棄却されない」がわからないのですが,何らかの判断基準(W)によって,決定の確信度を変化させると言うことですか?あなたのいうステレオタイプ使用者は確信度が100%だから駄目だというのですか?


まあ,それはともかく
「わたしは学校で数学を教えています.今まで教えていた女の子で十分な点数(50点以上)をとれる子は5人で,49点以下は995人でした.今度学校に入学してくる女の子は50点以上とることはない可能性が有意に高いですね.だから,女の子には特別の補修が必要だと思います(もっと,どぎつく言えば数学の授業を受けさせなくていいんじゃないでしょうか)もちろん100%とはいえませんが」
がロジカルって感じですか(営業場面が想像できなかったので他の場面にしました)?


「わたしは学校で数学を教えています.今まで教えていた女の子で十分な点数(50点以上)をとれる子はほとんどいませんでした.今度学校に入学してくる女の子は50点以上とることはないといっていいですね.だから,女の子には特別の補修が必要だと思います(もっと,どぎつく言えば数学の授業を受けさせなくていいんじゃないでしょうか)」
ステレオタイプ


やっぱり,違わない気がします.