無断リンク禁止宣言する理由

無断リンク禁止」さんに,どうやって説得したら良いかを考えるために,そもそも「無断リンク禁止」さんは何故無断リンク禁止宣言をするかを考えてみた.自分は「無断リンク禁止」さんではないので,外部の人間の勝手な妄想でしかないが,こんな理由があるんじゃないかと考えたのを羅列してみた.


まず,無断リンク禁止宣言に正当性があると考えているかどうかで別れるだろう.
この分類をしたのは,以下の理由からだ.
一般的に正当性は他者を説得できるための主要な要因であると考えられる.
禁止宣言を他者への説得行為(閲覧者に無断リンクをさせないようにする言語行為)だと考えれば,その説得が成功できると思っているかどうかで逆説得(私がしたい説得)の方法が変わると考えたからだ.


正当性があると考えた場合

無断リンク禁止」に一般的な正当性があると思っている場合

この場合は宣言をしないと思う.なぜなら,必要がない.例えば私は私の個人情報を本人の許可無く公開することを禁止しているが書かない.それはあまりに当然のことだから書く必要が無いと思っているからだ.仮に「無断リンク禁止」さんが当然と思っているなら書かないだろう.ここであえて書く場合は一部の例外に気付いた(経験した)場合ではないだろうか.「そういう阿呆に教えてやる」として宣言しているかもしれない.

無断リンク禁止」に正当性があるが一般的ではないと思っている場合

啓蒙としての無断リンク禁止とローカルルールとしての無断リンク禁止宣言があるかもしれない.

本質的には無断リンク禁止が正しく,現実が間違った知識に汚されていると思っている場合は「私が正しい知識を広めてやる」と思っているかもしれない.

所属集団においては無断リンク禁止が正しいと思っており,識別するために用いる場合.つまり,宣言しているサイトは仲間,リンク断りをするのは仲間という場合.「友達ならするよね」という帰属意識の確認として宣言しているかもしれない.

正当性が関係ない場合

一般的だと思っている場合

「みんなやってるから私もやらなきゃ」と思っているかもしれない

正当性も一般性も関係ない場合

普通この場合は命令では無く依頼・懇願だと思うのだが,あえて禁止という命令を用いる理由を考えてみた.

  • 依頼の強いバージョンとしての禁止

自分が無断リンクをして欲しくないと思っていることを強調している.「無断リンクをしないで,お願い,すっごいお願い!!」と同じ意味合いで用いているかもしれない.

  • 戦略としての禁止

相手に何かをさせる(させない)時にはったりでも強気で接した方が通りやすいという戦略の基,「お願いとか言ってるとなめられるかもしれないから禁止ぐらい言っておいた方が良い」として禁止を使っているかもしれない.

  • 上下関係としての禁止

サイト主と閲覧者の間に上下関係があると考えており,「お願いなんてサイト主が下手に出る必要はない.禁止で当然」として禁止を使っているかもしれない.


まあ,他にもいろいろあるだろうが今のところ思いついたのだけ書いてみた.この後,それぞれに適切な説得方法はなんだろうかを考えるのだが,今のところ思いつくのは「戦略としての禁止」さんには

「イブの話にもあるように,人は禁止と言われるとしたくなる.むしろ,かわいい感じで『無断リンクはらめぇなの!お願い!!hogeにリンクするときはhoge@hogeに連絡してね☆』(可愛くないがこれが限界.改変推奨)とでも言った方が(削除2007/09/14理由追記参照)連絡率は高いんじゃね?というか自分なら無断リンクしない」

なんてどうだろう?

追記

一部削除&修正.
酒の勢いで書くことが恥である内容を書いてしまった.あまりにひどいと思った.戒めのために残そうかと思ったが,読んで気を悪くされる人がいると思うので削除した.
酒飲んでから書くの禁止>自分