腐れインテリ的「」の用法

独り言みたいなものだが。
それ以前に「腐れインテリってなにさ」と素朴に思う。アカデミックにどっぷり浸かって、一般的な言葉の使い方を想定できないような人?中途半端にアカデミックを経験したがために誤った言葉を使ってしまう人?


まあ、それはともかく。新しい「」の使い方を知った。
一般的には〜という意味でその語は使われているが、筆者は〜という意味では使っているわけではないという否定として使う人がいるらしい。


マジで!?
自分も言葉をいい加減に使うが、そういう使い方は想定できなかった。

私が知っているアカデミックな世界において、使われている方法は、こんなんだ。
アカデミックな世界にはテクニカルタームというのがあって、これは、ある学術領域において用いられる用語を示す。有意差なをかもその一つだったりする。テクニカルタームというのがもつ特徴として、厳密に定義されているというのがある。意味が曖昧だと議論をしたときに、誤解の原因となるからだ。
テクニカルタームの中には、明らかにアカデミックの中の人しか使わねぇよという用語(負の相関など)から、一般的に使われている用語を利用したものから、いろいろある。さらに、学術領域が異なると意味が変わるものや、同じ学術領域においても立場によって意味が変わるものもあって、正直ややこしい。


そういう状況だから、対象読者に他の意味だと誤解されそうな用語に対しては、「」をつけて注意を促す。つまり、一般的に使われていると読者が思ったのとは違う意味ですよというサインだ。当然ながら、なんていう意味なんだと突っ込まれるから、他に定義づけや説明をしなくてはならないが。


まあ、あれだ。驚いたが、私にとっては有益な情報だった。