携帯小説のリアル

携帯小説のターゲットに受けるのは、実話だそうで、その理由は読者が共感できるかららしいよ。恋空も実話として読めたから売れたという話を読んだ。
それは、コンビニなどに置いてある「実録なんとか組抗争」だの「実話嫁姑戦争うんたら家の恐怖」だのといった類いと同じで、そういえば近松の心中モノもこの類いだよな、結構どこでも売れるんだなとか思った。


そう考えると小説らしからぬ安易な落ちも、リアリティを高めてるのかもしらん(小説にあるようなひねた流れはそうそうないと思われる?)。しかし、描写が少ないから、読者が実話として読んだのは「これは実話だ」と書かれているからでしかないんだと思うとすごいな


ところで、私はミステリーが好きだ。
ミステリーの中には、犯人の告白文の形式で書かれる小説がある。これを「恋空」のような携帯小説テイストで書かけそうだと思った。
例えば、こんなの。

「今夜死にます」
そらです。はじめて書きました。楽しんでもらえたらうれしいです。

(話の始まり)
あたしは今夜死にます。ハテヲを殺したからです。殺したのは悪いけど、誰かに知ってほしくて書きました。
これは、あたしとハテヲの実話だと思って読んでください。


あたしハテヲを殺した。
仕方なかった。
だってハテヲのこと愛してたから。
警察にはまだバレてない。
けど、やっぱ殺しはヤバい。
だから、あたしは死のうと思う。
ハテヲとの恋をきれいに終わらせるために…


ハテヲ、待ってて
今、そっちに行くよ


(話終わり)
最後まで読んでくれてありがとうございます。
いかがでしたか?
最後にお約束
これはフィクションです。実在する人物・組織とはかんけいないかもしれません(笑)


虚実の境界線に落としたいのだがうまくいかないなぁ。
しかし、私は文才が無いのでうまく書けてないが、うまい人が書いても、本気で信じてしまう人がいるやもしらん。

追記

2007/12/3文章整形