デイヴィッドハンドラー「殺人小説家」
デイヴィッドハンドラーの「殺人小説家」を読了。
シリーズものの長編推理小説。
この作品で初めて読んだが、たぶんこの作品だけでも楽しめると思う。
主人公は元小説家で現ゴーストライターで女優の元夫で(現恋人?)、女優の子の父親、学生時代は陸上の選手で、魚介類しか食べないルル(犬)の飼い主で、元ヒーローの人であるホーギー。ホーギーのもとに、アンサーマンと名乗る人物から小説の一章の原稿が送られてくる。小説家にはこういう小説家志望者からの送りつけは多い(そして面白くない)がこれは傑作だった。しかし翌日、小説で描かれてるのとまったく同じ殺人事件が起こる。ホーギーはルルと共に捜査に乗り出す。
アンサーマンは誰か?
なぜ、アンサーマンはホーギーに送りつけるのか?
アメリカンって感じの小説だった。ホーギーの一人称だが、ホーギーの目から見たキャラクターが魅力的だった。
トリックのメインはかなり簡単だった。というか、最初に盲点にしたい部分がありありと感じられたので、それはさすがにないかと思ってたやつだった。そこは少し残念だった。
- 作者: デイヴィッドハンドラー,David Handler,北沢あかね
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/06
- メディア: 文庫
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